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Mirei Y

【第1回】東京中央PECS®️サークル・音楽講師、支援者の部開催しました

更新日:2024年12月28日

おかげさまで本サークルは、ピアノ講師、支援者の部17名、保護者の部6名でスタートできる運びとなりました。

 

  先日、第1回、音楽講師、支援者の部を開催いたしました。




この日はペクスについての説明と、「コミュニケーション支援」についてお話しさせていただきました。

 

ピアノレッスンで、私たち指導者がつい行ってしまいがちなのが、「正しい音」を追求することです。つまり、「間違いを指摘する」ことです。

なぜならば、楽譜(正解)があって、それを再現するのがクラシック音楽だからです。

CDやその一つ昔の「カセットテープ」なんていう録音機器がなかった、かつてのルービンシュタインなどの時代はそうではありませんでした。

誰も「正しい音」を知らないので、当時のピアニストは「楽譜を覚えなかった」そうです。

そうなるといざ、コンサートでは音を忘れてしまっている。そこでどうしたかというと、即興演奏をしたのでした。

でも、誰も「正解」を知らないので、聴いている観客は皆感動したのですね。


録音機器、デジタル機器が増えてやがて「正しい音」が知られるようになってきて、コンサートで即興しているわけにもいかなくなったという時代の流れがあります。

なので今現在のピアノレッスンではどうしても、「正しい」「正しくない」で判断されがち(特にコンクールなど)です。

仮にミスタッチがあったら・・・もしかしたら評価が下がるかもしれません。

 

 

間違いを指摘するとすぐに怒る子がいる

 

レッスンでよくあるのが、ついつい、「間違い探し」をしてしまうことです。

楽譜という「正しい音楽」が目の前にある限り私たち講師はどうしても「間違っている」音」が気になってしまいます。

例えば1曲弾いてくれた生徒さんがいたとして、「そこ間違っていたよ」と指摘すると・・・生徒さんの音が雑になる、もう弾かないと言う、怒って癇癪を起こす、なんていう話をよくお聞きします。

それってピアノの時間だけ??なのでしょうか・・

そうではないような気がいたします。

寝転がる、しゃがみ込む、物を投げる、自傷行為や他害行為、癇癪になってしまう。。。

 

こういった子たちは、もしかしたら、

自分の思いが伝えられない、伝え方を知らない、伝えていいことを知らないだけなのかもしれません。

 

 

言語コミュニケーションが当たり前?

 

私たちは言語で普段やりとりをしています。

生まれてから、気づいた時にはもう喋っていました。

実はこの「喋っている」ことはイコール「コミュニケーションをしている」わけではないのです。

私たちは「しゃべって当然」「話すのが当たり前」なので当然、充分にコミュニケーションが取れていると思われがちですが、実はそうではなく、子どもたちは案外「話しても良いのだということ」を知らない可能性が高いのです。

だって当然です。誰も「話していいんだよ」と教えてあげてないですから。だって話すことが当たり前なのですから、当然「話す」ものだと勘違いをしているのです。

ところが、しゃべっていいのだということを知らない子がいます。実はほとんどの子どもたちがしらないのではないでしょうか。

誰も教えてあげていないのではないでしょうか。

自分の気持ちは話して当然ではありません。話せない子がいるといるのです。話せない子がいるのだということを知ってほしいと思います。

 

 

コミュニケーションは教えてあげないと身につかないもの

 

「コミュニケーションは教えないと身につかない」と言うことをほとんどの人が知らないと思います。

子どもたちに自分の思いを「伝えていいのだ」ということを教えてあげてほしいと思います。

自分の思いを伝えることができたら、問題行動は「必ず減っていく」のです。

思いを何らかの形で表に出せないから、イライラしたり怒ったり、癇癪につながったりするのです。

こういったお話をペクスの発達支援音楽講師の部ではさせていただいております。

 

コミュニケーションは必ず身につけられるものです。

子どもたちと接する機会の多いピアノの先生方に、ぜひ知っていただきたいと思います。





 

主催:東京中央ペクス®️サークル 代表 矢田

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